どこからが現代文で、
どこまでが近代文で、
(近代文なんて言葉はないと思います笑)
どこまでが古文なのか、
分かりませんが、
公立高校国語(小説)と大学受験国語(小説)を比べてみて、
決定的に違うことは
出版された時代でしょう。
↑上記ブログに公立高校入試に出題されている小説をまとめています。
ここから何が分かるかと言いますと、
最近の小説から出題されています。
高校受験に出題される小説は2~3年前に流行った小説。
2~3年前に評価?された小説。
ということはですね。
比較的現代的な感覚で読んでも良いです。
問題を解くうえでは悪い解き方ですが、自己を投影して妄想してもある程度正解できるというべきでしょうか??
一方で、
共通テスト/センター試験小説の出題を見てみてますと
2023年 「飢えの季節」 梅崎春生 1948年
2022年 「庭の男」 黒井千次 1991年
2021年 「羽織と時計」 加能作次郎 1918年
2020年 「翳(かげ)」 原民喜 1948年
と出版?年代が幅広いです。
willbe-ako.hatenablog.com
↑私が上記ブログで少し触れたのは、
2023年3月実施の共通テスト「飢えの季節」です。
↓問題と解答を掲載しておきます。
令和5年度 本試験の正解 | 独立行政法人 大学入試センター (dnc.ac.jp)
過去3年分の試験問題 | 独立行政法人 大学入試センター (dnc.ac.jp)
確かに、
キチンと読めば間違いなく正解は出来るのですが、
戦後社会の具体的なイメージがあれば、一層読みやすいのだと思うのです。
特に解答番号20番あたりは、小説本文を読み返している時間はないだろうと思います。安易に③④を選んでいそうです。問題文をキチンと読めば②だと分かるとは思いますが、
ジャンプ的世界観だと③~④を選んでしまうかもしれませんね。
そんなわけで、
あらためて、
いろんな知見に触れておく。
ある程度しっかりした映画を観ておくことは
十分に現代文対策になるのだと思った次第です。
Always 3丁目の夕日
夕日が単純に”希望の夕日”に見えてしまっていると、
共通テスト2023年問題番号20で③④を選んだかもしれませんね。
悲しいこと
嬉しいこと
ぜ~~~~んぶひっくるめて夕日なんです。
明るい未来だけを描いてるなら夕日である必要はなく、
お医者さんが経験した不幸
ヒロミの未来
六子の「口へらし」
だなんて描く必要もなく、
良いことも悪いことも
ぜ~~んぶひっくるめて夕日なんだと思うのですよね。
つまり、
悪いこともキチンと続いていくのです笑
だから、夕日。
希望だけなら朝日??
映画で学ぶ知の技法
良い授業だな~
授業をするのは私ではありませんが笑
かくいう私も2021年の「翳」は少し読みにくかったのです笑