今日の映画の授業は、シックスセンス。
ホラー映画だと思わせておきならが、しっかりとした分かりやすいヒューマンドラマです。「どのように人は救われるのか?」という人類史上永遠のテーマを扱っております。
私の感想を一言でいうならば、「塾の先生として、その子に対して感じていることは思ってることは、目の前の子たちにキチンと伝えた方がよい」ということでした。
一方で、私は、映画を観ながら、最近読んだ「ありか」(瀬尾まい子)を思い出しておりました。最近読んだ小説のなかでもっとも釈然としない小説だったからであります。
その答えの一部は、シックスセンスにありました。
愛はここにある。
幸せはここにいる。
「これまでの私の人生を全部込めたと言い切れる作品を描きました」
ーー瀬尾まいこ
母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするがーー。
(https://books.rakuten.co.jp/rb/18180418/)
「子育てをしながら自分が受けた恩を思い知って、親に感謝していくのだと思っていた。それが親になった途端、さっぱりわからなくなった。この日々のどこに恩を感じさせるべきところがあるのだろう」
(主人公の想い、本文より)
シックスセンスでは、
怪物/フリークと言われた主人公が、(実はすでに死んでいることに気が付いていない)医者に心を救われました。
主人公が1人ではないと気が付いた瞬間に、順調な親子愛のまま娘が亡くなったように見えるも、それが親子愛ではないと気が付かすことで見知らぬ男性と娘を救いました。
すれ違いにつぐすれ違いのまま亡くなって親子愛を確かめた主人公の母親。
夫婦愛または伝えきれなかった感謝や愛を伝えることが出来て救われた医者。
成就??でハッピーエンドを迎えたのです。
一方、
「ありか」では、主人公に対する愛を感じきれない母親に対して、主人公の子供が出来れば親に感謝すると思ってはいたが、どこまでいっても母親を感謝することが出来ない主人公。
「子育てをしながら自分が受けた恩を思い知ると思っていた。それが親になった途端、さっぱりわからなくなった」(ありか本文より)
実母とギクシャクしながら、しんどい人生を日常のかけがえなさと、人に支えられる温かさによって生きていく主人公というお話でした。
ありかの最後は、確かに主人公は確かに救われ、主人公を助けた人々は救われたわけですが、
主人公の母親はいったいどうなるのだろう。
と釈然としていなかったのです。
そんなタイミングでシックスセンスを見たところ。
自分が救われるためには、まずは相手を見留める姿勢が必要なのだと、あらためて気が付かされました。
「ありか」と「しっくすせんす」の共通点は、もちろん、分かり合えない人も当然のようにいるのだけれど、他人に認めてもらうことで自分が救われる。
「ありか」の方では、実母がその後どう生きていくのか想像すると寒気がしてしまうわけですが、シックスセンスでも「娘を毒殺した母」の未来を創造すると同じようなことだと思うのです。
いずれにせよ、
誰かに認めて、誰かに自分の存在を受け入れてもらうことで、世界の見方が変わるというのは大切なことだと思ったのであります。
では誰かに認めてもらうには??
誰かを見留めていく必要があるということですね。
ホラー映画だと思っておりましたが、
流行る映画や人気な映画には、人類永遠のテーマがちりばめられておりますね。
生徒の1人が「『情けは人のためならず』という言葉をシックスセンスで思い出すとは思っていませんでした。ただの言葉と思っていましたが、事実なんだと考えさせれられました。」なんて書いてくれていました。
まさにその通りです。
難しいのは、困った人を助ける!といったことを考えていると、それはちょっとズレているということですね笑
さて、
明日からも張り切って参りましょう。
「ありか」で扱ってるテーマは、「生きづらいという人が多い」という意味で「現代的」です。よければ、皆様も「ありか」も読んでみてください。
|
|
↓アマゾンはこちら↓