赤穂市の小学校では「九九」ではなく「たし算/ひき算」を声に出して暗記してタイムを記録していくような宿題が流行っているようです。
「心のどこかでなんだかな~」と思ってしまうのですが、有意義な点はあるとも思います。
・声に出して覚える。
・発声練習
この2点は有意義だと思われます。
早口言葉で遊んでる!
そんな感覚でよいのではないでしょうか。誰がどう考えても「ジュゲム」の意味を理解して早口言葉を唱えている子はいないでしょう!
↓このような研究もあるぐらいですから笑
早口言葉を使ったトレーニングは、前頭葉や側頭葉の言語野を活発にすることで、脳の活性化に効果があるとされています。具体的には、発声や記憶を使うことで脳の複数の領域が刺激され、注意力や認知機能の向上が期待できるとされています。
和歌山県立医科大学
上松名誉教授の研究
「たし算を覚えていること」と「たし算を理解していること」は別問題ですから、その点だけ留意していただければ、悪くないと思います。
中3や高校生には「有名計算結果ぐらいなんとなく覚えてしまいなさい。√8を素因数分解するんじゃない!25×4を筆算してる場合ではない」と言っている私です。
出来うるならば、
その姿勢を
5年~10年先も忘れず
続けて欲しいのです。
覚えたかどうかは、何も見ずに「声に出せるか」「説明できる」という点は重要なのです。確かに「理解」しているならば「覚える」必要もないといった観点は正論であります。
重要なことは、ドリルで計算が出来たとしても、理解したことにはならないということです。
「無意味に思える暗記」と「具体物の一致」を忘れずに!!