よければ動画の音声と共にお読みくださいませ♪
量と数と図形の関係は奥深い。
量感。
小さい子は、あらゆるものを数えていきましょう。
「1、2、3、~~12」といった数え方ではやや不満です。順番じゃなくて「量」として捉える感覚が欲しいのですw
「割合」とか「比」がよく分からなくなる理由のひとつが「数はあらゆるものに1:1に対応する」感覚が足りないことだと思うのです。
りんごも1個。
みかんも1個。
それだけでは足りません。抽象的なものも対応すると実感して理解していく必要があります。
例えば、、、
白いブロックは「1」です。
ならば
茶色い棒は「8」で
黄色いブロックを「10」だと捉えるしかありません。
茶色い棒は1本で「8」
黄色いブロックは1本で「10」
白いブロックは1個?で「1」
あわせると「19」
お金を数えないことで量感が乏しい子どもが増えていると言われております。なるべくお金を使って欲しいと思いますが、そうは言っても仕方がない。
ならば、
毎週
毎週
毎週
あらゆるものを数えて参りましょう。
この「1:1の対応に関する不変性」みたいな意味不明な言葉は、足し算/引き算/掛け算だけではなく割合や比の基礎となります。そして、それは「1,2,3~~」といった抽象的な数を使って理解させることはできません。
抽象的なことを抽象的に教えるだなんて、英語をベトナム語で習うようなものです。
ちょっと違いますね笑
小さなお子様に言葉で算数を教えることは不可能です。言葉で教えて不思議な顔をするのは「数の概念」を感覚として捉えていないからです。
確かに、小2ぐらいまでは「意味不明なことをひたすら暗記する能力」に長けておりますから九九を暗記することはかなり合理的なことだと私も思います。
それでも私はあらゆる具体物に触れながら数の概念を育てていってほしい派です。
あらゆるものがデジタルになり具体物に触れない世の中だからこそ、塾や指導者が暗記一辺倒で指導すると「日常生活で体験を補完する」ことが出来ず、暗記の繰り返しになり算数数学というものがどんどん理解できない子になる気がいたします。