他のどんな5個とも1対1の対応には変わりがない。
こう抽象的に説明されてどうだろう。
しかし、これは、たし算を理解するにあたって重要な定義のようなものです。
これは絶対に抽象的なものが先で具体的なものが後なのではなく、具体的なものが先で抽象的な言葉があとだと言いたいがために、示した言葉です。
小さな子どもにとって、
2+3=5
というのは、
今世紀最大の難問です。
【一対一の対応に関する不変性】 他のどんな5個とも一対一の対応には変わりがない。
と
「2+3=5」
は
同じぐらい抽象的です。
なぜなら「リンゴもイチゴも同じ1個」だと言っても違うからです。
あらゆるものを数えた経験がない、さらに、そういうものだという経験が不足するがゆえに、
2+3は
おそらく
30にも40にもなりうるのです。
故に、
2+3=5
と答える事が出来ても
5は2と3の組み合わせだよ
といっても理解は出来ない。
なぜならリンゴは2個でありイチゴは3個であるから別だからです。
2+3=合わせると「イチゴが崩れてなくなります。だから服が汚れてお母さんに怒られます」が正解なのです。
怒らないでください笑
ではどうすれば良いのか。
リンゴ2個とイチゴ3個。
あわせて5個とってきてください。
鉛筆2本と消しゴム3個。
あわせて5個とってきてください。
お願いするしかないじゃないか笑
そして間違えても正解しても、
ね?
5個でしょ?
なんていう必要がない。
だから、
小さなお子様にとって大人のお手伝いは重要なのです。