たまに保護者の方から「さくらんぼ算」について質問を受けます。
親世代が小学生だった頃は、「さくらんぼ算」なんて言葉はありませんでしたから、よくわからないものも当然です。
でも、言葉自体は比較的新しいですが、考え方自体は「補数」という重要な考え方を使っています。
小4や小5で再三登場してくる「計算の工夫」「暗算のこつ」のようなものは、「補数」という考え方と非常に密接に関係しています。
さくらんぼ算って僕らが思っているよりかなり難しいんですよね。
6+7=13
6は、10まであと4だから、
7を3と4に分解して、
6+4+3にして
10+3
で
14
といった感じでしょうか???
さくらんぼ算で計算する必要はないと思うのですが、
さくらんぼ算で苦労しているお子様は、
量の感覚がまだまだ学年相当に追いついてないんだろうなと思います。
さくらんぼ算の何が難しいか??
「分解」なんです。
6にピッタリカチッとハマるように7の分解する。
これがめちゃめちゃ難しいんですよね。
後々の素因数分解でも因数分解でも「分解する」ってむずいワケです。
でも分解ができると
数学や算数が楽になるんですよね。
計算自体は、暗記でなんとかなるのでしょうが、
足し算を理解しないまま掛け算を暗記することになるので、
やはり、
大きな数で苦労するのだろうと思います。
10が10個で100だよ〜〜〜〜
という理解と
1〜〜〜〜〜100番目の数
という理解と
実際問題、100ってどれくらいの大きさなの?
ってところがわからないと思うんですよね。
時計が苦手!!
↑わかりやすいのはたぶんこれです。
時計の計算ってちゃんと分解できないと計算できませんもんね♪
筆算のようにいちいち暗算でできることをさくらんぼ計算で行う必要はないのですが、
さくらんぼ計算ができないと
やばいんだろうと思います。
追記
2023/4/30
もう少しまじめにサクランボ計算について語っていました。