頭を動かす。
言葉で言うと簡単なのだが割と難しい。
言葉に対して真摯に向き合う姿勢を身に着けてもらうしかない。
そんなに勉強が苦手でない中学2年生が、以下のようなグラフを書いていた。
当然、私は「これでは正解にならない」と伝える。
不服そうな顔をする。
なるほど。
いいねその顔。
直線という言葉の意味を知らないのだろうと思う。
だから
「半直線と線分と直線の違いは」と聞いてみた。
当然答えられなかった。
それはそれでよい。
でも「直線を書け」と言われて書けないということです。
本来直線は永遠無限に続いていくまっすぐな線です。
言葉1つに対する感度。
これを知識の問題というのかどうなのか分からない。
もちろん、勉強が苦手な子にいきないこういうことは言わないのだが、「頭を動かす」を一言で言い表すのは難しいので、日々、頭を動かす技術のようなものを伝えている。
頭を動かす技術を習得できる問題集が欲しいと思ってはや数年。
個別個別にはプリントを造ったりはするのですが、体系化され無駄がない問題集。
ふと、そんなことを考えていたら高校生むけの問題集にあった。
でも、非売品。
一部の高校生には使ってもらっている。
頭を動かす技術。
それは「丁寧さ」以外に言い換えられないのだけど、なんとか赤穂で広げねばならないと思った今日この頃であります。