自学ね。
大学受験はジガクできないと厳しい。
もちろん、受験戦略や学部学科によるよ。圧倒的情報不足によって自分で工夫して勉強していたら間に合わないケースは多くあるだろう。これまでの経験と知見がまったく役に立たないこともある。
自学が出来ると高校の定期テストの順位はあまり気にならなくなる。自分のテーマを持って臨めるから点数すら他人との比較ではなくなるのです。競争の中で自分を位置づけるという世界から離れてるイメージだろうか。
順位を開示しない高校がありますが、そういうところを狙っているのかなと思わなくもない。
勉強の守破離。いろいろあるのですが、今日は問題集は何度もやるべし!!についてちょろっと話します。
もちろん「守」は「出来るようになるまで何度も繰り返す」「出来なかったことに対して、どこをどうみたらどうなるの?」としっかり反省をする。間違えて「計算ミス」だなんて反省は許されない。
「破」のイメージは、例えば毎回のテストで「問題集を5周して結果を残している」場合、ふとある時本人が「あれ??実はこれ2週ぐらいで良いのではないか?」気が付きます。そして、実際2週にしても点数が変わらなかった。こういうパターンだろう。
これは「何度もやる!」に対して「出来る出来ない」の感度が上がった状態というべきなのだろう。
「離」のイメージは、「何度もやる」に対して2回目~3回目の演習にテーマを持って臨めると言った感覚です。友達に説明できるようになったらOK、タイムアタックで何分以内に出来ればOK、特定の計算をっミスしないなどといったテーマを自分で設定しながら周回することだろう。
言葉にしてみれば単純な話なのですが、これを実行するのが難しいと思うのです。また多くの子が「守」の段階で止まってしまう。
「離」や「破」の段階まで来ると「自分で勉強する」という行為と結果が結びつきやすいので勉強というものが楽しくなるだろう。
私の心の奥底の願いとしては「勉強のゲーム」からはなれて、もうちと違う戦いをして欲しいと願うのだが、それを求めるのも酷なのでいつか「自分」のための「自分」勉強みたいなものをつかんで欲しいと思うのです。
生徒達に伝えるのは、
1週目 分からない/出来ないところの発見
2週目 他人に説明できるレベルで理解
3週目 理解できたことは高速に出来るよう演習
といった雰囲気です。
問題ごとに使い分けれれば猶素敵なのです。脳内停止で何度も周回していても意味はないのです。
心の奥底から願っています。
守破離の守を突破して欲しい。