おそらく塾の先生ならば共感してくれると思うのであるが、
・問題文を読まない
・解き方が雑
・考えない
といった理由で伸びきらない生徒を伸ばす最高の指導は、
・生徒が解いてきた問題に「×」を付けるだけ
・生徒が解いてきた問題に「間違いの個数」をつけるだけ
だと私は思っています。
どうせ誰かが助けてくれると思っている環境下では、人は「真剣に問題」を読まないのである。これはもう仕方がない。人間の嵯峨なのです。
私だって保険の営業マンが目の前にいる状況で「めり込むほど契約書」を読むかと言われれば読まないのです。
問題文を読むという感覚は教えられてなんとかなるものではないのです。めり込むほど読むことによってしかその感覚は醸成されません。
しかし、これは諸刃の剣でもある。
・生徒からすればつらい笑
・先生からすれば「生徒の力量」を見誤った場合は、地獄しか待っていない。
・時間がかかる。
先生は「生徒が何が出来て何が出来ていないかを把握しておく必要」がある。知識が足りないため生徒が考えても分からない問題を永遠に考えさせても無駄なのである。
生徒からすれば「先生は教えてくれない」「先生は楽している」と思われる。同様に保護者様もそのように思うのでしょう。
しかし、一番生徒を伸ばす方法は冒頭に述べた手法なのです。
弊塾でも小学生はそのストロングスタイルです。
中学生には、やりたいがたまにしかやりません。
中学生にやれない理由は時間です。
ある種、時間がある小学生だからこそ許される手法です。
私がAI学習やタブレット学習に信用をおいていない理由はそこです。AIがそこまで関係性や会話や生徒の力量をケアしてくれるのであれば、十分に信頼できます。
効率的な子育てってなんかね。
違いますよね?
とはいえ、、、
人間って最初から頭の良かったのかと言われれば、そうではありません。道具やモノを使いこなそうという作業のもとで頭がよくなる習慣のようなものを数千年かけて良くしてきたのだと思います。
社会が急激に変わりすぎて、人間の脳の成長速度がモノや道具を使って抽象的な概念を理解するって方法から逸脱するほど、人間が追い付いてないと思うのです。
社会が急激に変わりすぎているからこそ、小さなお子様は、モノや道具を使って脳みそを鍛えていかねばならない時代なのだと思うのです。
そんなわけでゴールデンウィーク。
夕方から家族で出かけるために14:00から来ている小学生が数名。
塾に通うのであればルーティンは崩して欲しくないというのが本音です。保護者様の勉強に対する優先順位がお子様の成績を左右するといっても過言ではありません。
しかし、これだけ多くの習い事があたりまえの世の中であり勉強の優先順位を下げないためには、是が非でも振り替えていただきたいと思っております。